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警備員に転職するなら絶対に抑えておきたい大事なポイント!

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警備員へ転職するなら、いくつか要点を抑えておくべきでしょう。まず必要なのは、警備員の仕事についての理解です。あらかじめ職務内容などを知っておくことで、転職後のギャップを抑えることができます。

また、すぐに転職しないといけないのか、それとも時間的余裕があるかで取るべき手段も変わってきます。自分の状況を把握して、無駄なく転職活動をしていきましょう。

転職する前に把握したい警備員の基本

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警備員の役割は、勤務地の安全を維持し、依頼主に関係する財産や生命を守ることです。

本来、人命や財産の保護は警察官の役目です。しかし現実的には、警察だけでは十分な人員が確保できません。そのため、警察の手が届かないところをカバーする役割として警備員が重要になってきます。

こういったことから警備員は、重い責任とやりがいがある仕事だと言えるでしょう。一見、ただいるだけに思える警備員でも、そこに存在するだけで、犯罪を抑制するという立派な勤めを果たしているのです。

警備員の仕事内容

詳しくは警備員の求人に応募する前に覚えておきたい基礎知識まとめ!で説明していますが、ここでも簡単に述べておきます。

警備員の仕事は「施設警備」と「交通誘導」の2つに大別されます。

「施設警備」は、警備員が特定の建物に常駐して、防犯と防災につとめる業務です。体力的には負担が少なく、高齢者でも問題なくできる業務となっています。

「交通誘導」は、車や人の誘導をして、交通を円滑にする業務です。基本的に交通誘導は、屋外にずっと立ちっぱなしになる業務となります。そのため、体力面の負担が大きく、真夏などは特に大変です。

警備員に転職して成功しやすい人

警備員の業務は、警察の仕事の一部をサポートするという側面があると書きました。そのため、警察官として働いていた人は警備員に向いています。じっさいに、警察官から警備員に転職する人は少なくありません。

また似たような理由で、自衛官も警備員への転職に適しています。警備員は、体育会系の規律を求められることが多い職業です。ですから、学生時代に運動部で活躍していた人や、そうしたノリを苦にしない人も、警備員に向いていると言えるでしょう。

警備員の仕事は、人命に関わることもある重要なものです。そのため、強い責任感を持って働ける人も警備員に向いています。

残念ながら現状では、仕方なく警備員になったというやる気のない人も多くいます。しかし逆に言えば、使命感を持って働ける人材なら、ぼんやりと働いている人より際立って見えるということでもあります。

責任感を持って働けるなら、周囲の信頼も得やすく、より大きな仕事も任せてもらえるようになるでしょう。

他に人付き合いが上手い人も、警備員に向いています。たとえ施設警備であっても、朝の受付、業者の搬入受付、見回り時に道を聞かれるなど、人と関わり合う機会が多くあります。

コミュニケーション能力が高ければ、よけいなトラブルをさけて円滑に業務をこなせるでしょう。

警備員に転職後に苦労すること

警備員の仕事では、なにかをするというより、その場所にいるということが重要になります。ですから、がんばって仕事をこなしても早く終わらせられるものではなく、勤務時間が長くなりがちになります。

たとえば施設警備では、24時間体制で施設を守ることが基本となります。そのため、夜勤や24時間連続での勤務など、勤務時間面での負担は避けられません。休憩時間や仮眠時間はあるとはいえ、昼の仕事から転職すると慣れるまでかなり苦労するかもしれません。

また警備員は人と接する仕事のため、うまくコミュニケーションを取ることが求められます。交通誘導ではイライラしている運転手をうまくさばかなくてはいけませんし、施設警備では泣きじゃくる迷子の相手をしないといけない事もあるでしょう。

ささいなことでもクレームを付けられる場合も多く、対話能力と忍耐力が試されます。警備員は、不特定多数の人と関わり合う接客業としての側面もあることを知っておいたほうが良いでしょう。

他に、安定して仕事が供給されないという問題もあります。施設警備ではある程度決まったスケジュールで働けることが多いのですが、その他の警備業務ではうまく仕事が回ってくるかわかりません。

工事現場の交通誘導などは、季節によって仕事が極端に減ることがあります。そうなると、最悪の場合自宅待機となり、収入減に直結してしまいます。

警備員の転職先とは?再就職に不利?

警備員に転職したいけれど、警備業界と合わなかった場合の再就職が気になるという人もいるかもしれません。そのため、警備員からの転職についても簡単に説明しておきます。

警備員の職歴は転職に不利に働く、という噂があるようです。しかし基本的には、とくに関係はありません。もちろん、面接官が警備員に極度の偏見を持っている場合なども皆無とは言えませんが、通常気にする必要はないでしょう。

ただし、警備員の職歴が大きくプラスになる職業もありません。当然、他の警備会社や守衛なら職歴が役に立ちますが、他の業界につながるものではありません。

しかし警備員の苦労する部分は、転職でのアピールポイントともなります。たとえば交通誘導業務主体なら、体力と忍耐力があることを証明できます。施設警備主体なら、長時間や不規則な勤務に対応可能だとアピールできるでしょう。

他に、なにか問題が起きた時にどう対応したかという事例があれば、とっさの判断能力や危機管理能力があることを主張できます。

じっさいのところ警備員に限らず、再就職に有利に働く職業というのはほとんどありません。ですから、再就職に関して気にする必要は無いでしょう。転職で重要になるのは、本人の能力とやる気です。

警備員に転職するために

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まず警備員に転職するには、前提条件を満たしていることが必要です。詳しい条件に関しては、警備員になるための条件と警備会社を選ぶ際の注意点についてのページを参照してみてください。

この条件は「暴力団関係者でない」など、一般人は満たしているものですので、普通は問題無いはずです。

入社後に研修がありますので、警備経験も資格も無くて大丈夫です。ですが、経験や資格があれば転職しやすく、より良い待遇での就職が期待できます。

警備員の経験がない場合の転職では、KB警備員専門転職支援サービスのような転職エージェントを利用するのが便利です。転職成功率が上がるのはもちろん、給料を含めた待遇交渉までやってもらえますので、普通に転職するより良い結果になりやすくなります。

警備員に転職する時の志望動機

警備員は需要が多く、転職しやすい職業の1つです。しかし誰でも簡単に正社員になれる、というわけでもありません。アルバイトや契約社員ではなく正社員を目指すなら、しっかりとした「転職理由」と「志望動機」を考えておいた方が良いでしょう。

どうしてその会社を選んだのかという志望動機は、採用に大きく関係する大事なものです。ただ漫然と応募するのではなく、しっかりとしたビジョンを持って転職に臨みましょう。

状況別の警備員への転職

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一口に転職と言っても、緊急事態で転職しなければならないのか、時期を見て転職を考えているのかによって大きく変わります。そこで状況別の転職について考えてみます。

緊急避難先としての警備員への転職

会社が倒産した、リストラされたなど、急な転職を余儀なくされる場合があります。そういった時に考えられる、有力な就職先の1つが警備員です。

普通の会社では、その業界での職務経歴の無い人の転職は非常に困難です。第二新卒くらいならまだしも、30代以降で未経験の職種に飛び込むのは、かなり高いハードルとなるでしょう。

しかし警備員なら、未経験でも大きな障害にはなりません。なぜならば、警備員として働くためには、一定の研修を受けることが法律で義務付けられているからです。たとえ素人であったとしても、研修で警備員の基礎知識を得られますので、問題なく業務をおこなえます。
急な転職ですから、細かい条件を選んでいる余裕はあまりないと思います。職歴の空白期間が長くなってしまうと、社会的信頼が薄れ、ますます転職がしづらくなってしまいますし、早めの転職がもとめられるでしょう。

しかしそれでも、いくつか確認しておきたい条件もあります。「会社の評判」「面接での対応」などは気にしておいたほうが良いでしょう。

警備員に転職する前に警備会社の評判を調べる

残念ながら、警備会社の中には劣悪な労働環境を強制しているブラック企業が少なくありません。緊急事態で動揺しているかもしれませんが、こうしたブラック企業に就職してしまわないように注意すべきです。

警備員になるためには事前研修が必要だと書きましたが、中には研修も受けさせずにすぐに現場に派遣するような会社も存在しています。これはたとえアルバイトだとしても、違法行為となります。

警察では、警備業法に違反した会社を公表しています。そのほとんどは「指示処分」で、「認定取り消し処分」ではないために、違反した会社はそのまま営業を続けています。違反公表されたことのある会社は、問題がある可能性が高いので注意した方が良いでしょう。

公式なもの以外でも、2chの書き込みや、カイシャの評判のようなサイトでの噂話も役に立ちます。当然玉石混交の情報ですが、参考にはなるでしょう。

もちろん、じっさいに働いている人や、その警備会社を利用している人に話を聞ければそれが1番です。しかしそうした人脈が無くても、事前調査をおこなうことにより、転職後に悔やむ可能性を減らせるはずです。

警備員に転職する時には面接が大事

面接が大事だということには、面接の良し悪しで採用されるかどうかが決まるという意味もあります。しかし重要なのはそれだけではありません。

面接は企業が求職者を選ぶ場ですが、同時に求職者が企業を見定める場でもあります。募集要項に書いてある条件通りの待遇が得られるか、しっかりと確認しておきましょう。

給料や勤務時間、ボーナスや交通費の有無など、気になったことは質問しておくべきです。中には待遇について、十分な説明をしてくれない警備会社もあります。そういう会社は前述のブラック企業に当たる可能性がありますので、注意が必要になります。

警備員へ転職するなら大手警備会社が有利

警備業界では、大手と中小の警備会社で待遇の差が大きくあります。もちろん大手企業の方が待遇は上です。ですから、できるなら知名度の高い警備会社を選んだほうが好ましいと言えます。

とはいえ、未経験の中途採用で大手警備会社に入れるかというと、なかなか難しいものがあります。そのため、最初の転職は経験を積むためのステップと割り切るのも一つの考え方です。

最初の警備会社で警備員としてのスキルを磨けば、より条件の良い警備会社にも採用してもらいやすくなります。キャリアを積むための転職の場合、3年ほどを目処に頑張ってみるのが良いでしょう。

3年間ただ勤めるだけではなく、警備に関係した資格を取得しておくと、やる気と能力があることを再転職の時にアピールできます。

まず、警備業務検定の内、施設警備業務2級と交通誘導警備業務2級は取っておきたいところです。2級取得後に1年間対象業務を続けると、1級の受験資格も得られます。できれば、どちらかの1級資格も得ているとなお良いと言えます。

警備員の資格については、警備員の給料の真相!安い?高い?始める前に知っておこう!のページでさらに詳しく説明しています。よろしければそちらもご覧ください。

警備員への転職をあせっていない場合

自己都合による転職を考えている場合、いくつかやってほしいことがあります。それは警備員業を経験する事と、退職前に警備会社の内定を取ることです。

転職する前に警備員を経験してみる

まず、会社の就業規則に違反しないなら、警備員のアルバイトをやってみてください。警備員のアルバイトはいつでも求人が出ていますし、休日や夜間など、会社に行っていない時間を利用して働くことができます。

イメージだけで転職するよりも、じっさいに働いてみて感触を確かめたほうが、転職後に
失敗する可能性を減らせます。転職サイトに登録して、いくつかの警備会社で業務を経験してみましょう。

働いてみれば、警備員が自分にあった職業かどうか判断できるでしょうし、アルバイトした警備会社から就職しないかと誘われる可能性もあります。あらかじめ警備会社との関係を築けていれば、就職活動する手間もはぶけ、スムーズに転職することができます。

警備員への転職が決まってから退職する

前述の通り警備会社にはブラック企業も混ざっていますから、あせって転職するのは禁物です。会社を退職してから就職活動をはじめると、どうしても焦りが出てしまいますから、なるべくなら働きながら就職先を決めましょう。

アルバイトをやって、気に入った会社に誘ってもらうというのが1つの理想ですが、そうそううまくいかないのも事実です。現在の仕事が忙しくて、アルバイトなどやっている暇がないという人もいるでしょう。

そうした場合は、転職エージェントを利用して就職先を探してもらうのが賢い方法となります。この方法なら負担も少なく、働きながら次の職場を探すことが可能です。

警備員は転職しやすくやりがいのある職業

警備員は需要の多い職業です。工事現場や商業施設ごとに人員が必要なため、今後も需要が無くなることはありません。警備員は、転職しやすく将来的にも安定している職種だと言えるでしょう。

また警備員は軽視されがちですが、人命や財産を守る重要な仕事をしています。警備員は自分の力で安全を守るという、非常にやりがいのある職業だと言えます。

今現在どんな職業だとしても、転職を考えているなら、警備員は有力な候補として考えられるでしょう。

警備員になりたいと思ったら「警備員の求人に応募する前に覚えておきたい基礎知識まとめ!」こちらの記事から求人情報や基礎知識をご確認ください。

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